本日(2022年3月25日)から始まった「第49回 東京モーターサイクルショー」(開催日:3月25-27日 東京ビッグサイト)のMFJブース(西3・4ホール 4F)に、昨年の12月に殿堂入りした久保和夫氏、鈴木忠男氏、山本 隆氏、吉村太一氏のパネル展示と美しいレプリカ・クリスタルレリーフが展示されました。
各氏の顕彰理由は以下のとおりです。
久保和夫氏
スズキファクトリーライダーとして、1964年の第1 回モトクロスグランプリにおいて125ccと250cc クラスのダブルタイトルを獲得。 翌65 年には、日本人として初めてモトクロス世界選手権に出場し、その道を切り開かれました。その後、チューナーとしても活動の場を広げ、「チームSRS クボ」を率いて、多くのライダーを育成するなど競技の普及振興に寄与されました。
鈴木忠男氏
ヤマハのファクトリーライダーとして、1969 年全日本モトクロス選手権250cc クラスでチャンピオンを獲得されました。その後、「SP 忠男レーシング」を設立され、多くのロードレースライダーを育成し、世界トップレベルの選手を数多く輩出するなど競技の普及振興に寄与されました。
山本 隆氏
カワサキファクトリーライダーとして、全日本モトクロス選手権で、1967 年に90cc と250ccクラス、翌68 年に250cc クラス、さらに69 年は再び90cc クラスで、計4 度のチャンピオンを獲得されました。その後は、トライアル競技に転向され、引退後は長きにわたってMFJ トライアル委員長を務められ、競技の普及振興に寄与されました。
吉村太一氏
スズキファクトリーライダーとして、1967 年に全日本モトクロス選手権125ccクラスでチャンピオン獲得、1970 年には、125cc 250cc のダブルタイトルを獲得されました。また、その後、ホンダファクトリーライダーとしてもご活躍されました。「マウンテンライダース」を率いて、多くの若手ライダーを育成し、全日本チャンピオンも数多く輩出されました。さらに「アールエスタイチ」を設立され、数多くのライダーをサポートしてレース活動を支援するなど、競技の普及振興にも寄与されました。
「MFJ モーターサイクルスポーツ殿堂」は、日本のモーターサイクルスポーツの歴史を後世に伝え、輝かしい実績のあった功労者ならびに選手を顕彰するため、2018 年度に設立されたものです。これまでの 殿堂顕彰は、2018 年度顕彰:【ライダー部門】伊藤光夫氏 / 高橋国光氏、2019 年度顕彰:【技術・指導者部門】本田宗一郎氏 / 吉村秀雄氏です。
事務局:古谷重治記